ファクトフルネス読了

おすすめレビュー

Audibleでファクトフルネス読了しました。
再生速度(1倍)そのままで聴くと12時間57分なので、ぼくは毎日車通勤で往復で40分ほどかかるので20日ぐらいです。土日はこどもと一緒に乗ることが多いのでAudibleは聴かないためのぞくとちょうど一か月ぐらいですね。

有名な本なので知ってる方もたくさんいると思いますが、
簡単にいうとこの本は思い込みを捨てて、データを使って正しく世界をみよう
といった内容の本です。

本の中でメディアはGoodニュースは流さず、
一部の珍しいBadニュースしか流さない。
というようなことをいっています。

これには訳があり、メディアは視聴率を高めることが仕事な1企業なので
視聴者の求めていないことは当然ながら流さないといっています。

たしかにぼくもニュースで
「今日も世界の貧困は少しずつよくなっています。
今日も乳児死亡率は下がりました!」
というようなニュースを毎日流していたら間違いなくみないと思います。

とはいえメディアの流すニュースを真に受けていてはすごくかたよった情報ばかりになってしまうので、気になったニュースは自分で調べデータに基づいて自分で正しい情報を得るというのがこの本でいっているファクトフルネスなんだと思います。

この本でいっていてなるほどなと思ったのは、人間には物事をドラマチックにみてしまう本能があるということです。人間はデータに基づいて判断するのではなく、頭でドラマチックなことを想像し、勝手に物事を判断してしまうというものです。

ぼくはあまりドキュメンタリー動画みたいなものは見ませんが、極度の貧困に苦しむ子供たちに救いの手をみたいな広告をみかけると、アフリカにはまだまだ食べるのに困ってるこどもたちがいっぱいいるんだろうなーと勝手に想像してしまっていました。

本の中で素足で生活しているような人たちをレベル1、日本のように発展している国をレベル4と表現していますが、レベル1に属する人たちの割合は全人口の9%程度だそうです。

現在の世界人口は約77憶人なのでその9%だと約7億人。
現在のアフリカの人口が2019年時点の10億6600万人と考えると
レベル1に属する人=アフリカの人ではないので
(この本は2018年に発売されたものなので2020年現在の人口とは異なりますが)
アフリカの半分以上の人はレベル1を脱却していると思われます。

これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれだと思いますが、
アフリカはぼくが思っているよりも生活レベルは向上しているようです。

ちなみに世界で最も多いのはレベル2に属する人たちだそうです。
レベル2は1日2ドル~8ドル未満での生活をしている人たちで
自転車や調理にガスを利用できる、電気は通ってるけど不安定、簡素なベッドがあるような生活レベルみたいです。
レベル3は1日8ドル~32ドル未満での生活をしている人たちで
水道、バイク、簡易なガスコンロを使える生活レベルって感じでした。

ちょっとまとまりがなくなってきましたが、この本を読むと世界のみかたが少し変わると思いますので、ぜひ読んでみてください。